ここでは膝が腫れる原因と、もし膝が腫れた場合の対処法について解説しています。思わぬ疾患が原因のこともあるので、放置せずに病院へ行きましょう。

膝は体重のほぼ全てを支える役目を果たしています。そのため他の関節に比べてケガをしやすい部位と言えます。膝には腫れや痛み、しびれなどいろいろな症状が出ますが、膝が腫れる原因はどのようなものがあるのでしょうか。

膝が腫れる原因には、打撲などによる外傷が原因の腫れや、内部の炎症による腫れ、腫瘍によるしこりなどがあります。外傷が原因で腫れたのであれば、放置していても時間が経てば治ることもあります。しかし、靱帯の損傷や軟骨の変形を伴って炎症を起こしているであれば、放置すると悪化してしまいます。また、万一しこりが悪性腫瘍だった場合は一刻も早く治療を始める必要があります。そのため、仮に膝が腫れた原因が分かっていたとしても放置せず、まずは病院へ行きましょう。

もし膝に痛みがあると感じ、さらに腫れていた場合、思わぬ病気にかかっている可能性もあります。そのため、まずは病院へ行くことをお勧めしますが、腫れがひどい時には応急処置をする必要もあります。膝の周辺が熱を持っているようであれば冷やすことが重要です。アイシングや湿布で炎症を抑えることで、多少痛みが和らぎ、動きやすくなります。

ところが、血行不良が原因で腫れている場合には温めて血行を促進する必要があります。ここの判断は難しいところですが、熱がなく腫れだけの場合は温めると考えておけばいいでしょう。

また、膝の腫れで病院へ行く場合、整形外科が真っ先に思い浮かぶかと思いますが、内臓疾患が原因の場合には見過ごされてしまう危険性もあります。そのため心配があれば総合診療科へ行くことをお勧めします。総合診療科があるのは大規模な病院ですので、最近は紹介状がなければ受診できないことや、高額な初診料を取られることがありますので注意が必要です。