ふとしたことで起こる関節の痛み。年齢を重ねると誰でも関節の痛みを感じるもの。そんな関節痛の原因と対策について説明します。

関節の痛み・関節痛の原因と対策

関節痛の代表的な症状

朝起きたときや長時間同じ姿勢でいたあと、あるいは長時間歩いた時などに関節に痛みを感じることがあります。痛みを感じる部位は人それぞれですが、膝や肘、指などの関節部分が痛いと感じることが多いといわれています。また、その症状に関しても「動くけれど痛い」「動きにくい」などさまざまです。

とくに寒い時期には関節の痛みを感じやすくなったり、普段痛くない人でも痛いと感じてしまうことが少なくありません。関節に痛みを感じるとき、多くの場合は痛いと感じる関節が炎症を起こしています。膝や肘、指などに痛みや晴れ、こわばりなどを感じたら、関節になんらかの炎症が起きている可能性があると考えたほうがいいでしょう。

関節痛に対する主な対策

過度な運動を続けていたり、年齢を重ねたりすることで、関節部分を滑らかに動かす軟骨が擦り減ったり、欠けてしまうことがあります。そうすると、骨どうしが擦れ合って炎症を起こし、傷みの原因となります。そのような関節痛を予防するためには、日頃から関節に負担をかけないように意識しながら生活することが大切です。さらに、適度な運動を心がけて関節を柔軟にし、関節周辺の筋肉を強化するようにしましょう。

それ以外にも、肥満気味の人は体重を減らす、肩や腰、ひじ、ひざなどの関節部分を冷やさないようにする、といったことを心がけましょう。また、時々体を動かすなど、同じ姿勢を続けないようにすることも大切。さらに、外出時にはクッション性のよい靴をはくようにしましょう。正しい歩き方を心がけることで、関節などにかかる負担を抑えることができます。