関節痛を和らげるサプリメントの主成分として耳にするコンドロイチン。そのコンドロイチンの働きやコンドロイチンサプリの選び方について紹介します。

よく耳にするコンドロイチンってなに?

コンドロイチンは軟骨組織に多く含まれる成分

コンドロイチン硫酸は、軟骨組織に多く含まれる成分のひとつ。医療品としては1950年代から、健康食品としては1980年代後半から利用されているという歴史ある成分のひとつです。軟骨組織に多く含まれる成分で、軟骨内の水分を保持し、弾力性を保つ働きがあると考えられています。

コンドロイチンには軟骨の生成を促し、また軟骨を分解する酵素の働きを阻害する効果が期待できます。関節ケアに役立つと考えられており、いわゆる四十肩、五十肩と呼ばれる肩関節周囲炎をはじめ、腰痛、関節痛などに効果があると考えられています。

コンドロイチンを含むサプリの選び方

軟骨の成分であるコンドロイチンを含むサプリメントは数多く販売されています。どうしてもメインのコンドロイチンの配合量や価格に着目して選んでしまいがちですが、それ以外にもチェックすべきポイントがあります。自分に合ったコンドロイチンサプリ選びの参考となるポイントを紹介しましょう。

まず、コンドロイチンの原料としてはサメの軟骨由来のコンドロイチン6硫酸と、牛・ブタなどの軟骨のコンドロイチン4硫酸の2種類があります。このうち、人間の体内にあるコンドロイチンにより近いのはコンドロイチン4硫酸です。また、コンドロイチンと一緒に摂取するとより効果が期待できる成分として「グルコサミン」と「コラーゲン」「ヒアルロン酸」などがあります。コンドロイチンだけでなく、これらの成分も配合されているかどうかをチェックしましょう。あわせて、添加物の有無や製造している工場の安全基準などについても確認しましょう。