長時間のデスクワークや車の運転などによって、腰には大きな負担がかかっています。そんな腰痛の原因と対策について紹介していきます。

腰の痛み・腰痛の原因と対策

腰のしくみと腰痛の原因

パソコンなどを操作しながら長時間座って仕事をしていたり、クルマの運転を長時間続けていたりすると腰が痛くなることがあります。二足歩行の人間は、体の中でも最も重い頭の重みが垂直方向にかかってきます。そのため、背骨が首から腰にかけてSの字を描くように湾曲して重みを分散するようにしているのです。しかし、それでも立ったり座ったりしていると、腰に大きな負担がかかっています。

もともと人間は腰に大きな負担をかけているため、腰が痛むといってもその原因は人それぞれ。前述のようなデスクワークをはじめ、長時間運転するドライバーなど、仕事が原因による腰痛も少なくありません。また、激しい運動や骨粗しょう症、椎間板ヘルニアなども腰痛の原因になるほか、泌尿器系や消化器系などの病気でも腰痛になることがあります。

病気以外の腰痛への主な対策

病気にともなう腰痛ではなく、日常的な生活習慣などに由来する腰痛の場合は、予防することである程度症状を抑えることができます。デスクワークやトラックやタクシーの運転手など、長時間同じ姿勢を続ける仕事に就いている人は腰痛に悩まされている人が少なくありません。これは、単に腰への負担というだけでなく、股関節やその周辺の筋肉の柔軟性が失われてしまうことにも一因があるのだとか。

一方、仕事に対する満足度や人間関係といったメンタルヘルスも腰痛の発症や長期化と関連があるとされています。そのような腰痛を予防するためには、ストレスを溜めない環境作りも大切といえそうです。また、普段から適度な運動やストレッチなどで関節を柔らかくするように心がけるようにしましょう。