関節痛の最大の原因ともいえるのが、関節の中の軟骨成分の減少。そんな関節の軟骨を構成する成分、その働きなどについて紹介します。

軟骨の構成成分

関節で重要なのは軟骨だった

骨と骨をつないで自由な動きを実現する関節。そんな関節部分の骨どうしが接する部分は、やわらかくて弾力のある軟骨で覆われています。その骨は靭帯でつながっていて、関節全体は関節包で包まれています。この関節包の中は滑らかな滑液で満たされていて、関節が滑らかに動くという仕組みになっています。

この中で、関節痛に大きく関わっていると考えられるのが軟骨です。年齢とともに軟骨が欠けたり、擦り減ったりすることがわかっています。そうして擦り減っていくことで骨どうしがぶつかって削れたり、トゲができたりして炎症を起こし、痛みを感じるのです。

関節痛サプリメントの主成分は軟骨成分

関節痛に大きな影響を与える軟骨の大部分は水分。それ以外の成分としてコラーゲン、グルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸などが含まれています。さらに詳しくいうと、タンパク質の「コラーゲン」と、コラーゲンを束ねる「ヒアルロン酸」、そして水分を保持する役割を持つ「コンドロイチン硫酸」で構成されているのだとか。

そのため、関節痛を和らげるサプリメントの主成分は、この軟骨を構成する成分が多く含まれています。サプリメントとして軟骨成分であるコラーゲン、グルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸などを補うことで、擦り減った軟骨成分を補う働きがあると考えられているのです。